クワ科 イチジク属 犬枇杷 学名:Ficus erecta 別名:イタビ、姫枇杷。 落葉小高木。雌雄異株。 イヌビワはイヌビワコバチと共生して世代をつないでいる。 冬についている実(花のう)は雄株のもの。この中でコバチが越冬している。 古い花のうの中で受精を終えた雌バチは、雄株の花のうから出て、 別の花のうに入る。 雄株に入ったハチは無事に産卵し、次世代が育つ。 初夏、雌株にも花のうができる。雄株の花粉をつけたハチが、 雌株の花のうに入っても、雌花は花柱が長く、ハチは産卵できない。 花粉を受け取って熟した雌株の果のうは、鳥に食べられて種子が運ばれる。 イシガケチョウの食樹。