モクレン科 モクレン属 辛夷 学名:Magnolia Kobus 別名:田打ち桜、田植え桜、 種まきザクラ など 落葉高木。 早春に他の木々に先駆けて白い花を咲かせる。 開花の時期が農作業の目安とされた地域も多く、「田打ち桜」など多様な別名が生まれた。 花は蕚片3、花弁6で、多数の雌しべ、雄しべが螺旋状に並んでいる。 コブシを含むモクレン科の植物は、甲虫が花粉を媒介していた古い時代の 花の特徴を備えているといわれる。 花は雌性先熟で、蜜は出さず、花粉が、花を訪れる昆虫への報酬である。 花や枝に芳香がある。 果実が、握りこぶしのような形をしているのでコブシとなったといわれる。 蕾を乾燥させたものを生薬として利用する。