「湘南の森」の 活動の様子をお伝えします  

  活動報告



2012年の活動


12月14日(金)速報版




石井茂

11月9日(金)10:00〜15:00 晴れ 定例作業
参加者:岩澤(由)、石井、臼井、太田、大和田、佐藤、鈴木、田中(文)、 田中(善)、松田の計10名
概 要:この日はいつもの3地域に分かれて下草刈り を実施しました。浅間山の北斜面のいつもは行かない 西側下部は思ったよりアオキと笹が成長していて、刈 り甲斐があります。
突然目の前に赤い実を付けた背丈 ほどの灌木に出会いました。なんと、ミヤマガマズミ ではありませんか!!
太さは手の指ほど、いつの間にかこんなところに育っていた のです。ということは、6年前から続けていた我らの草刈り が功を奏して、埋没していた種からこんな立派なガマズミに 育ったに相違ありません。
付近を見ると、ケヤキやコナラの実 生も散見されます。あまり日当たりの良くないこの付 近は、雑草があまりはびこっておらず、これらの成長 に適していたのかもしれません。
条件さえそろえば、 森の持つ自己回復作用が密かに進行することを、今日 の作業で発見でき、感動を覚えました。
(佐藤憲記)



11月3日(土・祭) 10:00〜15:00 森林調査
参加者:山本洋之(講師)、臼井、佐藤、田中(文)計4名。
概 要:この日は、かねてより進めている、平塚市よ り受託した森林調査の最終ステージ、樹木医でもある 山本さんを講師に招いて、木の健康診断をしてもらう という予定です。
これまでに、浅間山地域、中央地域、ヤブラン平地 域の三地域で直径10cm以上の樹木調査を実施、合計144 本の樹木を識別し、番号札を付け、胸高周囲、高さ、 位置情報、樹木の現況等を調べてきました。
その結果 サクラが半数以上を占め、その殆どがテグス病に罹っ たり、部分的に枯死していたりと劣勢であることが判 明しています。
サクラを中心にそれぞれの健康状態と 今後必要な処置について、専門家のアドバイスをもら うのがこの日の調査の目的でした。
さすが専門家、山本さんは木槌で幹を叩いて空洞の 有無を、針金を割れ目に挿して幹内の腐朽状況を、さ らに寄生しているキノコなどを調査し、サクラの健康 状態を調査してゆきました。
私たちが当初思っていたより厳しい判定が続出、77 本のサクラの半数以上の51本について、伐採すべきあ るいは伐採した方が良いという判定で、残りの26本に ついても健全と判断されたものは皆無という惨憺たる 結果でした。
この原因として、園芸種であるソメイヨシノは植林 後も施肥や枝切り等の手入れが必要なのに、一切その ようなアフターケアがなされておらず、また陽樹であ るサクラが必ずしも日当たりのよい場所に植樹されて いる訳でないという点が指摘されました。
この調査結 果を踏まえて、平塚市に提出する報告書を仕上げてゆ くつもりです。
(佐藤憲記)



11月24日(土)速報版




石井茂


11月9日(金)速報版




石井茂


10月27日(土)晴れ 10:00〜15:00
参加者:岩澤夫妻、佐藤(憲)、杉山、臼井、大和田、 太田、田中(善)、田中(文)、朱
平塚市ボランティアセンターからの紹介で朱 さん(男性)が参加。
春の植樹の活着状況を確認、植樹 本数105本のうち70本が生育、苗木の弱さ、夏の日照 り、イノシシによる掘り起こしなどで枯死があった。
ジュウガツザクラが満開、この日は土曜日であり、多 くの人が愛でていた。

10月12日(金)うす曇り 10:00〜15:00  定例作業と樹木調査
参加者:岩澤夫妻、佐藤(憲)、杉山、辺見、臼井、 小長井、大和田、太田、田中(善)、田中(文)
 秋になり雑草の生育も遅くなり植樹の手入れ は楽になった。
秋の花はバアソブがひっそりと藪の中 に咲いていて、他の雑草と一緒に刈り払いをするとこ ろであった。果実はヤブコウジ(十両)、サンショウ、 の赤い実が目立った。
アサギマダラは弱々しく飛来し、 南に帰りそびれた個体だろうか。暑い夏で発生量が多 かったと思えるアカボシゴマダラが素手で捕まえられ た。
(田中(文)記)



10月27日(土)植樹調査A班


10月27日(土)植樹調査B班


10月27日(土)植樹調査C班

1.最新状況(10月27日現在)

@地区別生存状況
A地区(浅間山地区):21/26本  B地区(中央広場地区):25/34本
C地区(ヤブラン平地区):24/45本   合計70/105本  生育中/ネームプレート取付け本数
A樹木別生存状況
 1)ヤマザクラ:28/45  2)クヌギ:11/30本
 3)コナラ:10/30本   4)イロハモミジ:19(16)/20本 A地区に於いて樹木変更植替えあり。
2012/2/25(土)、2012/3/24(土)2日間で植樹したのは合計で125本です。(内訳)ヤマザクラ:45本、クヌギ:30本、 コナラ:30本、イロハモミジ:20本

2.考察
@前回調査の7月13日から今回までの間に10本が立枯れ(枯死)となる。今夏の日照り、降水量不足が原因かと考えられる。
  参考:1)梅雨明け7月17日   2)8月の雨量は例年比11%(横浜地方気象台)
Aネームプレート取付け(5月11日)以降の枯死、行方不明は35本で約33%に相当する。
B樹木別生存率 1)ヤマザクラ:62%  2)クヌギ:37%  3)コナラ:33%  4)イロハモミジ:80%であり、   樹木により生存率に顕著な違いあり。イロハモミジの80%が断トツに良い。
C特筆すべきはC地区(ヤブラン平地区)の日当たりが良い、ヤマザクラの生育が樹高1−1.8mに達する木が数本ある。
D生育中の70本は当初全体の56%であり、行方不明、枯死等で約半数近くが失われた。
臼井 恒雄


10月27日(土)速報版




石井茂


10月12日(金)速報版




                      石井茂


9月22日(晴れ)
参加者:岩澤(由)、大和田、小長井、臼井、石井、 松田、太田、田中(善)、田中(文)
概 要:今月は作業日が2週続きとなったこともあ り、植樹苗の保守管理は短時間で終了した。今年は あと1ヶ月面倒を見てやれば[つる]や「雑草」も 冬を迎えることになる。
花:気温が高かった影響からだろうか、ヒガンバ ナの開花が遅れているようであるが、咲き始めた。
昆虫:アシナガバチ類の2種類の大きな巣があっ た。
午後は冬期に実施予定の間伐作業のためのロープ の結び方を臼井会員の指導のもとに学んだ。[理屈 抜きで体で覚えること]そのため何回も自分でやっ てみることが大切である。今回も鎌の手入れを行っ た。

9月14日(金)晴
参加者:岩澤(由)、佐藤(憲)、大和田、小長井、 臼井、辺見、石井、杉山、山本(明)、太田、田中 (善)、田中(文)
概 要:この春植樹したヤマザクラ、イロハモミジ、 クヌギ、コナラは害虫による食害やイノシシによる 掘り起こしなどで枯れた個体もあるが会員によるつ る切り、草刈りが月2回行われているので特に陽の 当たる場所の個体の成育は良好である。今回も草刈 り、つる切りが行われた。作業が終わって作業用の 鎌は銘々が刃を研ぎ油を塗って収納出来た。会員間 でヤブラン平と呼ばれている陽あたりの良い広場は これまでヤブランが優占種であったが、今年はアメ リカセンダングサなど陽性の植物に負けあまり目立 たなくなった。
目立った花:センニンソウ、ヤブラン 目に着いた昆虫:アカボシゴマダラ、ナナフシ、 ナナフシモドキ                  (田中(文)記)




9月22日(土)速報版





















9月14日(金)速報版


























8月10日(金)晴れ 10:00〜15:00 定例作業と樹木調査
参加者:岩澤(由)、石井、臼井、太田、小長井、佐藤(憲)、田中(文)、田中(善)、 ユースボランティア1、計8名。
 本日の作業は三地区の植樹苗の保全と周囲の草刈り、さらに樹木調査のチェックを行いました。 樹木調査は前回までに144本の樹木を調査し、各樹木にシュロ縄で整理番号を記入した木札を 取り付け済みです。今回はもう一度それらをチェックし、調査漏れが無いかを確かめました。 午後からは浅間山北斜面の夏草と蔦類を大鎌で刈り取りました。(佐藤憲記)

8月25日(金)晴れ 10:00−14:30 定例作業とタデアイの叩き染め実習
参加者:岩澤(由)、石井、臼井、大和田、小長井、佐藤(憲)、杉山、関(孝)、田中(文)、 田中(善)、辺見、ユースボランティア1、計12名。
 この日は、いつもの三班に分かれて定例作業の草刈りと、アジサイの剪定作業を行いました。 夏草は日照り続きにもかかわらず、旺盛な生命力で繁茂、こちらは樹木の味方となって 成長の阻害とならないように、草を刈ります。刈り過ぎてもいけないし、刈らないと 樹木が負けてしまうし、このあたりの手加減が難しいのです。 午後からは、田中(文)さんの家の庭で栽培してもらったタデアイの葉を使って、 叩き染めを体験、木綿のハンカチに転写された藍の微妙な色合いを楽しみました。   (佐藤憲記)





8月25日(土)速報版

























8月10日(金)速報版





















7月28日(金)晴れ 10:00−14:30 定例作業と樹木調査 参加者:岩澤(由)、石井、臼井、太田、大和田、小長井、佐藤(憲)、 杉山、田中(文)、田中(善)、辺見、松田 計12名。
 この日も前回と同様、定例作業組と樹木調査組に別れて作業を実施 しました。
樹木調査は最後に残った中央地域の10本を完了させました。さらに、 これまでの調査済み樹木の見落とし項目の再チェックを行いました。同 時に、バーテックスで測定した樹高の一部を三角関数法でチェックした 結果、28Mと測定されたコナラは20Mであることが判明、同測定器 の信頼度に疑問符が付くという結果となりました。
 ヤブラン平の日当たりのよい場所のヤマザクラの苗はぐんぐん大きく なりましたが、やや日当たりの悪い場所の苗は生育が悪く、樹木の生育 に光がいかに重要かということを教えてくれています。                                (佐藤憲記)



















7月13日(金)の活動までの植樹進捗状況。
皆様のご協力により、植樹の最新状況が判明しました。


1.最新状況(7月13日現在)
A地区(浅間山地区):23/26本
B地区(中央広場地区):27/34本
C地区(ヤブラン平地区):30/45本
合計80/105本  生育中/ネームプレート取付け本数
2012/2/25(土)、2012/3/24(土)2日間で植樹したのは合計で125本です。
  (内訳)ヤマザクラ:45本、クヌギ:30本、コナラ:30本、イロハモミジ:20本
2.考察
 @ネームプレート取付け時点(5月11日)で、既に20本が行方不明になっている。
  (16%ロスト)  A地区は銀座通りに植樹した関係からか? ロストが多いと考えられる。
 Aネームプレート取付け以降の枯死、行方不明は25本で約24%に相当する。
 BC地区の特に日当たりの悪い場所のコナラ・立枯れが6本あり気に掛かる。立枯れ病、
  根腐れ、日照不足? 原因不明です。分かる方は連絡ください。
 B生育中の80本は当初全体の64%であり、行方不明、枯死等で約3分の1が失われた。
                                    (臼井記)




7月13日(金) 曇り 10:00〜15:00 定例作業と樹木調査 参加者:岩澤夫妻、石井、臼井、太田、大和田、小長井、佐藤(憲)、 杉山、高久、辺見、松田 計12名
 本日の作業は三地区の植樹苗の保全と周囲の草刈り、 さらに樹木調査の継続を行いました。樹木調査は合計5名でヤブラン 平地域の主要高木の高さ、胸高周囲、位置測定など。今回から樹高測定 は、バーテックスを止めて、コンパスで仰角、巻尺で距離をそれぞれ 測定し、三角関数を応用して高さを計算するというオーソドックスな 手法を用いることにしました。前回同様、ソメイヨシノおよびヤマザク ラの衰えぶりが顕著、それに比して他の広葉樹類はすこぶる健康である のがわかりました。合計64本の樹木を調査することが出来ました。   (佐藤憲記)















6月23日(金)晴れ 10:00〜15:00 定例作業と樹木調査
参加者:石井、臼井、太田、大和田、小長井、佐藤(憲)、 田中(文)、田中(善)、松田、計9名。
この日も前回と同様、定例作業組と樹木調査組に別 れて作業を実施しました。
20日の夜中に通過した台風4号で、浅間山横のサク ラの大木が半分倒壊、中央地域のサクラが一本倒壊な どの被害が生じましたが、これらは私たちの手に負え ないと判断して、市役所に報告することにしました。 (後日、市役所より早速処理をしたとの連絡がありま した。)
樹木調査は中央地域に移りましたが、相変わらず、 無理して植えたに違いないソメイヨシノの衰えぶりが 目立ちます。地図上に描いてみると、これらは一定の 間隔で植えられたことが明白に読みとられ、花見の名 所を目指したのは分るのですが、他の大木たちとの光 の取り合いのライバル関係を考慮しなかったために、 殆どの木が細く高く育ってしまい、モヤシのような弱々 しい現状となったと推定されるのです。                (佐藤憲記)














6月8日(金)晴れ 10:00〜15:00 定例作業と樹木調査
参加者:岩澤夫妻、石井、臼井、太田、大和田、佐藤 (憲)、高久、田中(文)、田中(善)、平沢、辺見、松田、 計13名
本日の作業は三地区の植樹苗の保全と周囲の草刈り、 さらに樹木調査の継続を行いました。樹木調査は合計 5名で浅間山地域の主要高木の高さ、胸高周囲、位置 測定などを分担して行いました。前回同様、ソメイヨ シノの衰えぶりが顕著、択伐の必要性を強調する報告 となるようです。
植樹した苗はクヌギ、コナラの生育が思わしくなく、 生存率は70%に低下する予想。進和学園から寄付し てもらったポット苗はどうも弱いようです。やはり 畑で地植えで育てられた苗の方がはるかに生命力が強 いようです。                        (佐藤憲記)











5月26 日(土)晴れ 10:00〜14:30 定例作業
参加者:岩澤夫妻、石井、臼井、太田、大和田、小長 井、高久、田中夫妻、松田、佐藤(憲)計12 名 (吉 井さんが午前中のみ飛び入り参加)
この日は、暑いくらいの快晴、まさに皐月晴れ。こ の日も三班に分かれて、植林苗の見回りと手入れ、ヤ マザクラの苗は毛虫の食害を受けて、丸坊主状態のモ ノもあり、先行きが心配される。一番元気なのはイロ ハモミジのようです。
小生は先日の林業研修の成果を平塚市との協働事 業に早速生かすべく、高久さんと二人で浅間山付近の 樹木調査を開始。午後からは、田中さん太田さんの女 性陣にも手伝ってもらって、合計20 本の調査を完了 出来た。普段ちらっと眺めるだけで通り過ぎていた 木々も、しっかりと太さを測り、樹高を測定し、枝張 りの状況を観察してみると、見落としていたことが 色々と分ってきます。特にサクラ(ソメイヨシノ)の 老朽化が激しく、テングス病にはかかるし、主要な枝 が枯れていたり、極端な例では全部が枯死していたり と散々な状態であることがわかりました。それに反し て、コナラ、ミズキ等は極めて健全な姿を保っており、 今後のこの森の再生はサクラをいかに処理してゆく かということが重要であることが、良く分りました。 若い苗がすくすく育ち、その脇で瀕死の老木がかろ うじて生きている、こんな森をどう再生させてゆくか、 これからのやりがいが大きくなりました。                  (佐藤(憲)記)

















林業研修会
JFIKと湘南の森の共催で、桜井尚武先生を講師にお 招きして実施されました。
日 時:2012年5月19日(土)10:00−16:00
場 所:平塚市博物館(午前)、湘南の森(午後)
参加者:石井、岩澤(由)、岩澤(健)、臼井、内野、太田、佐藤、高久、田中 (文)、田中(善)、辺見、松田、山本、和田、吉村および全国森林林インストラ クター神奈川メンバー7名、 計23名

概要:午前中は「森林と森林整備」のタイトルで、森 林生態系、森林の構造、森林の種類、保護・保全につ いての考え方、森林管理の留意事項、世界の森林など についてレクチャーを受けました。 午後は湘南の森に移動して、樹径測定、樹高測定の 実習をうけました。Vertexという樹高測定器は二つの 動作で樹高を算出してしまう優れ物でしたが、測定方 法に微妙なコツが必要で、皆さん何回もトライして、 何とか使いこなすレベルに達しました。湘南の森では 次回の作業日から、早速今回の実習を生かした測定作 業に入って、森(高木・老木)の実態を定量的に把握 することにしており、実りの多い研修会となりました。 なお、今回の講師謝礼は平塚市が協働事業の一環とし て負担してくれることになっておりましたが、桜井先 生より全額を湘南の森に寄付したいとの意思表示が あり、ありがたくいただくことになりました。日ごろ の苦労を吹き飛ばすような、ご好意に心より感謝申し 上げます。       (佐藤(憲)記)



5月11日(金)の活動速報です


植樹された苗木に名札をつけるとこんな風になります。














4月28日(金)晴れ 9:30−15:30 定例作業および総会
参加者:岩澤夫妻、石井、伊丹、臼井、太田、大和田、小長井、杉山、高久、 田中(文)、田中(善)、辺見、松田、山本、佐藤、計16名

 この日は植樹した苗の見回りと手入れ、前回の巡回で目印の竹が抜かれたり、 苗が紛失したりのトラブルが見られたので、植樹した時の三か所の班編成を復元した 形でより詳細なチェックを行いました。気付いたことは、最初に植えたヤマザクラには、 世代交代のための植樹を実施したとのメッセージを添えた効果があるのか、 殆どがそのまま残っていたのに対し、メッセージを添えなかった苗木にトラブルが 発生していたことでした。沢山の人たちが集まるこの地域には、残念ながら一定の割合 で不心得な人がいるのは仕方ないとして、メッセージを発信することによって、ある程度 のトラブル抑止効果があることが判明した訳です。今後の苗の管理に有効な指針を与え てくれたものと思います。(午後の総会で具体策が話合われました。)
湘南の森は今が一番美しい若葉の季節を迎えています。シャガの群落も満開の白い花 を咲かせていました。カキドオシの花も健在、ナルコユリもつぼみをつけ始めてい ました。私は確認出来ませんでしたが、エビネも花芽を付け始めているとのこと、 これからが楽しみです。
午後からは麓の万田に移動して、進和学園さんのご好意でお借りした万田ホーム の会議室で総会を実施しました。今年度から平塚市との協働事業が初めて開始され ることになり、財政的には苦しいものの、湘南の森は新しい局面を迎えます。 JFIK会員の田中文一さん夫婦が入会され、万田在住でもあり、 ほぼ毎日のように歩いてくれるとのこと、頼もしい助っ人が登場して心強い限りです。        (佐藤憲記)


定例活動日  平成24年4月13日 (金) 10:00〜12:00 晴れ
参加者:岩澤(由) 岩澤(健) 田中(文) 杉山 松田 辺見 臼井  大和田 石井 高久 小長井    見学者:H様(女性)

今日は、先日の『タウンニュース』を見て活動に興味を持ったと言う女性が 見学にと来てくれました。
活動は、植樹した苗木が元気でいるか確かめながらこれからの草刈りで 刈り取られないように苗木に赤色の毛糸をつけて目立つようにすることを行いま した。植樹したときは後からでも分かるようにと1mの長さの女竹を苗の側に立 ててありますが、自分が植えた所ならより分かりやすいだろうとのことで、 3班に分かれて散りました。
猪の掘り返した跡があちこちにありましたが、苗への被害は見られませんでし た。気を使ってよけてくれたのかと思えるほどでした。わずか2週間前の作業だった のでいともた易い作業と取りかかったのですが意外と手こずりました。なぜか 浅間山の周辺だけは!立てた竹が抜き去られてしまい、苗が見つからないので す。30本植えたのに、目印の竹があったのは10本、倒れていた竹が1本。右に 左に歩き回って見つけ出した苗木が14本、5本の苗木は分からずじまいでした、他の 2班は竹も残っていて順調に付け終わりました。おかげさまで遠くから見ても 『あそこに切ってはいけないものがある』ことが分かるようになりました。夏に ユースボランティアを募集して作業をしてくれるとしても、「赤い毛糸の付いた ものは切らないように注意して作業してくれ」と簡単な指示で済ますことができます。
午後は、湘南平では火気厳禁の制約があり、また、静かな環境で花も豊富な所と 言う吉沢の配水池に場所を変えて恒例の花見を行いました。岩澤様が準備万端整え てくれた焼肉パーティーです。都合で活動には参加できなかった佐藤も駆けつけて くれて大いに盛り上がりました。昨日の荒天と打って変わった温かな日差しに、 遅れて咲いた今年の桜もちらほらと散り始め、酒コップの中や肉の上に花びらが落ち て“日本人に生まれてよかった”と実感できたひと時でした。
“来年も花見をしよう”の大きな声を聞きながら午後3時に終宴となりました。
                            【小長井記】


3月29日 タウンニュース平塚版に掲載記事


3月24日(土)曇り 9:30−15:00 進和学園との植樹イベント
参加者:岩澤夫妻、石井、石村、臼井、太田(新入会員)、大和田、 小長井、高久、田中(文) 夫妻、鈴木、松田、吉村、和田、佐藤、計16名
進和学園は出縄代表を含めて4名、タウンニュース岩本(取材)  総勢20名

 この日は、進和学園との協働で植樹イベントとなりました。進和学園は湘南平の麓に立地し、 その教育作業の一環として、市内の苗圃で生徒たちにドングリ類を集めさせてポット苗 を作っており、今年はそれらの苗をヤビツの森や熱海の森で購入して使っているご縁で、 今回100本の苗を寄付して頂くことになり、それらを植樹することになったのです。 市役所担当課もこの申し出を快諾してくれたのです。
 10時に上の駐車場に参加者が集合、ブリーフィングの後に、浅間山、中央広場、 ヤブラン平の三地域に別れて、植樹を開始しました。苗は、クヌギとコナラ各30本、 ヤマザクラとイロハモミジ各20本づつの計100本です。
 実は、この植樹をスムースに進めるために、二日前に4名で準備作業をしました。 平塚市内を流れる金目川から、長さ約1Mの笹竹を100本伐り出し、それに樹種別に カラーテープを貼り付けた上で、現地で植樹予定地を選択しながら笹竹を立てて いったのです。通行者の多い遊歩道沿いにはヤマザクラとイロハモミジを、 森の縁辺部にクヌギとコナラを植えてゆくのを基本方針としたのでした。 準備をしたお陰で、植樹はスムースに進み、昼前には全部の苗を植林する ことが出来ました。
 残った時間は、花を咲かせ始めたシマテンナンショウ、モクレイシ、 モミジイチゴなどを観察、 満開の花をつけた梅も楽しみました。今回の湘南の森・出席会員は16名と これまでの最高の集まりを見せました。湘南の森の仕掛け人の、 緑のダム・北相模の石村さんも久方ぶりに元気なお顔を見せてくれ、 我らの活躍ぶりを喜んでくれました。
                                         (佐藤憲記)


湘南平−高麗山のガイドマップ・続編完成と増刷

湘南の森(代表、岩澤由美子、会員25名、平塚市)は、 平成18年度よりこの地域で森林保全・整備を行うボランティア団体として 活動を続けてまいりました。
活動の一環として、昨年、湘南平から高麗山にかけてのハイキングコースの ガイドマップを制作・配布し、好評を博してまいりました。このたびその続編が完成 しました。続編は昨年度のガイドマップの追加情報となるもので、野鳥、蝶、キノコを 特集しております。また、昨年2000部印刷・配布したガイドマップは、在庫がなくなり ましたが、当会会員の水上眞知子さんの寄付を頂き、このたび新たに2000部を増刷する ことが出来ました。
このガイドマップと続編のセットは、平塚市役所・みどり公園・水辺課、 高麗山公園管理事務所(湘南平)、ともしびショップ(湘南平)、 ひらつか市民活動センターなどで、無料配布を予定しているほか、 市内の小中学校にも配布してゆく予定です。
この地域は、市街地に極めて近いところに豊かな森林が存在することで知られており、 毎日沢山のハイカーで賑わっています。同時に、エビネ、シュンランなどの貴重な 山野草が、心無い人によって盗掘され絶滅の危機にあるというマイナス面もあります。
このガイドマップの配布により、より多くの人たちが、この森に対する理解を深め、 今後とも大事に保護して下さることを、私たちは心より祈っております。
なお、このガイドマップの制作には、平塚市市民活動ファンドの助成を受けております。

お問合せ:岩澤(代表、080-1136-3912)または佐藤(事務局長、090-3472-9741)


2月25日(土)雨 10:00〜15:00 定例作業
参加者:岩澤夫妻、石井、臼井、大和田、小長井、高久、田中(文)、山本(明)、佐藤、 計10名

 この日は地元のなでしこ小学校5年生を招いてヤマザクラの植林を一緒に行う予定 でしたが、あいにくの雨で子供たちはキャンセル、苗だけはピックアップして きたので、我らだけで植林を行うことにしました。本降りの雨の中、全員雨具を来て の作業になりました。事前に地拵えしておいたので、植林は難しい作業ではありませんでした。 両手で慈しむように苗を植え、雨で土が柔らかくなっていることを勘案、 周囲を踏み固めました。この苗は進和学園の生徒たちが3年前に 種(サクランボ)を蒔いて作ったポット苗です。苗の前には、私たちの 「しっかりと育って、次の世代を担って欲しいとの私たちの思いをつづった ミニ看板を設置しました。
 実はこの植林が正式に許可になったのは前日のこと、ここに至るまで色々 と粘り強い交渉が必要でした。ここに至るまで、即ち、平塚市の担当課の認知 を得るまでに、なんと5年以上もかかったのです。今回、大きな壁を乗り越えた ことを経緯に、今後、ますます植林作業を強化して、老木の多いこの森の若返り に貢献したいと思います。
 なお、今回初参加の神奈川会会員の田中さんは、森の麓の万田というところに在住、 奥さんとともに入会して下さることになりました。今後、有力な助っ人となることが 期待されます。               (佐藤憲記)


2月10日(金)晴れ 9:30−15:00 定例作業
参加者:岩澤夫妻、石井、臼井、大和田、小長井、高久、辺見、松田、佐藤、
計9名

 この日は中央広場の枯死したサクラの老木を5本伐採し、それを玉切りして美観 を損なわない場所に集積しました。作業としては伐採はどちらかといと簡単、 その後の玉切りとそれの集積場所への運搬が重労働、腰を痛めないように注意 が必要です。
 この日は金曜日なので、コマキン(高麗山・金曜日の会)の活動日、 週金曜に当地域の自然観察を行っている30名程のグループです。 いつも情報交換している、Mさんが寄ってきて、 ようやく見つけたシマテンナンショウが芽を出した場所を案内してくれました。 伊豆七島しか分布しないと言われていたこの植物が、なぜここにあるのか? 謎だということです。         (佐藤憲記)


1月28日(土)晴れ 10:00〜15:00 定例作業
参加者:岩澤夫妻、石井、臼井、大和田、小長井、高久、辺見、松田、吉村、佐藤(憲)     計11名

 この日は、日差しはあるものの丹沢おろしが吹きつける、 これまでで一番寒いと思われる日となりました。 先ず、浅間山頂上付近の枯死間近と思われるミズキの大木を伐採、 ロープをかけて安全な方向に倒すことに成功しました。 この後が大変、枝を切り、幹を玉切りして、 景観上問題ないところまで運んで廃棄、皆で大いに汗をかきました。 次に中央広場の旧展望台付近のサクラの枯死木を3本とヤマグワを 1本伐採整理しました。         (佐藤憲記)


1月13日(金)晴れ 9:30−15:00 定例作業
参加者:岩澤夫妻、石井、伊丹、臼井、大和田、小長井、高久、佐藤、計9名

今年初めての作業。臼井・佐藤の2名は、花水川の河原に直行、 お目当ては手ごろな笹竹、首尾よく長さ90センチに揃えたものを50本ほどゲットし、 森に戻りました。 この笹竹は2月末に予定しているテスト植林の予定ポイントに目印として挿すものです。 昨年来、この森では自然枯死したり台風にやられて伐採された高木が数多くあり、 これらの代替えとして苗を植えて森の世代交代を図ろうという取り組みなのです。 伐採された木の8割がたは、ソメイヨシノであったことから、 植林する樹種を自然種であるヤマザクラと定めました。
 浅間山頂上付近、浅間山北斜面、中央広場、ヤブラン平の4箇所に 計23ポイントを選定しました。周囲の高木の状況を勘案しながら、 より光の入る場所を探すように努めましたが、上ばかり見ていて首が凝ってしまいました。 他の仲間は恒例の下草(笹)刈りに精を出しました。 ヤブラン平には寒桜が一輪花をつけており、春の予感を少しだけ与えてくれました。         (佐藤憲記)

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