湘南の森の植物です


アジサイ


2012年6月8日

アジサイ科 アジサイ属
写真のアジサイは園芸品のセイヨウアジサイ。 日本に自生するガクアジサイを改良した品種である。 ほとんどが装飾花で、その色は土壌の条件や、開花からの日数などにより変化する。
アジサイは毒性があり、料理についてきた葉を食べて中毒した例がある。


ホオズキ


2012年6月23日

ナス科 ホオズキ属
原産地は東南アジア。主に観賞用や食用として栽培される。


シマテンナンショウ


2012年6月23日

サトイモ科 テンナンショウ属
多年草。 同属のウラシマソウに似ているが、 葉は2枚でほぼ同大。 葉身は鳥足状に分裂する。 雌雄転換する植物として知られ、 栄養が良い個体が雌花をつける。 雌花にできた青い実はやがて赤く熟す。


ホオズキ


2012年6月23日

ナス科 ホオズキ属
原産地は東南アジア。主に観賞用や食用として栽培される。


アキノタムラソウ


2012年6月24日

シソ科 アキギリ属
山野の道端などに見られる多年草。
葉は対生し、3〜7個の小葉からなる奇数羽状複葉。 数個の青紫色の花が横一列に並び、光が来るほうを向く。 一本の茎に、この並びが数段重なってつく。
まだ、蕾だが、まもなく濃い色の花が並んでいるのが、見られる。


アマチャヅル


2012年6月24日

ウリ科 アマチャヅル属
ツル性植物。 雌雄異株。
葉は互生し、3〜7枚の小葉からなる鳥足状複葉。 よく似たヤブガラシにくらべ、葉が柔らかい。 8月から9月に星状の小さな花が咲き、 実は丸く、熟すと黒くなる。
最近の研究で、主成分がオタネニンジンと似ていることがわかり、 薬効が期待されている。


オオバウマノスズクサ


2012年6月24日

ウマノスズクサ科 ウマノスズクサ属
つる性木本。 4月に咲いていた花が実を結んだ。
実の形が、馬につける鈴に似ているのが和名の由来とのこと。 ウマノスズクサとは、花の形も実の形も少し違うので、 本来の命名はウマノスズクサの実の形から来ているのかと思う。
毒をもった植物だが、 ジャコウアゲハはウマノスズクサ属を食草とし、その毒を体内に貯めて、 実を守っている。


オオモクゲンジ


2012年6月24日

ムクロジ科 モクゲンジ属
別名 マルバノモクゲンジ
中国原産の落葉高木。
9月頃、金色の小さい花を沢山付ける。 果実は袋状で、3枚の葉が葉脈をくっつけ合ったような独特の形をしている。 若い木肌は白っぽく皮目が目立つが、老木では茶褐色で短冊状にはがれる。 葉は互生し、奇数二回羽状複葉。
写真中央は大木のオオモクゲンジの下に生えた若木。


オカウコギ


2012年6月24日

ウコギ科 ウコギ属
雌雄異株の落葉低木。
樹皮は、緑褐色〜灰褐色、刺がある。 若枝は緑色、葉は互生で、5枚に分かれた掌状複葉。
花は、5〜6月、短枝の先に黄緑色の5弁花を多数つける。 果実は、7〜8月に黒紫色に熟す。
米沢藩では、食用にもなるウコギの栽培を奨励した。


オニシバリ


2012年6月24日

ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
別名 ナツボウズ
夏のこの時期には、その名の通り葉が無くなっている。 雌株についた実もほとんど落ちて、これはかろうじて残っていた一粒。


カゴノキ


2012年6月24日

クスノキ科 カゴノキ属
常緑高木。高さ15メートルに達する。 成長に伴い、幹の表皮がはがれて、鹿の子模様となるのでこの名がある。
雌雄異株。花は8〜9月、黄緑色。 果実は翌年の7〜8月に紅色に熟す。 葉は互生して枝先に集まり全縁。葉裏は白緑色。
生材は特有のにおいを発する。 鼓(つづみ)の胴はサクラが主体といわれるが、 カゴノキも適材とされている。



キハダ大木


台風で落ちた枝

キハダ


2012年6月24日

ミカン科 キハダ属
落葉高木。
奇数羽状複葉が対生する。 5月〜7月頃に小さい黄色の花が咲く。 樹皮の内側が黄色く、なめると大変苦い。 この樹皮から生薬の黄檗を作るほか、染料としても用いられる。
カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハの食草。


キブシ


2012年6月24日

キブシ科 キブシ属
別名キフジ 雌雄異株の落葉低木。
先駆植物的な木本で、林縁などに見られる。 昔は鉄漿などにも使われたという果実が、大きくなってきた。
アカスジキンカメムシの幼虫の食草。


ギンレイカ


2012年6月24日

サクラソウ科 オカトラノオ属
別名 ミヤマタゴボウ
多年草。
茎、葉とも無毛で柔らかい。葉裏には紫色の斑点が見える。 立ち上がった花穂に、白または淡桃色の小花を つける。花の後には、立派な実がすぐできる。


コゴメウツギ


2012年6月24日

バラ科 コゴメウツギ属
落葉低木。
5月に、名前通りの白い小さな花を咲かせていたが、 今は、実ができている。
ウツギの名がつくものはいく種類かあるが、 枝の中が空洞になっているものについているとの説がある。


コナスビ


2012年6月24日

サクラソウ科オカトラノオ属
小さな多年草。
少し湿り気のある場所に生え、初夏に花が咲く。 花後にできる実がナスビに似ているというのが、名前の由来。 分類では、オカトラノオと同じ属になっている。


コバノタツナミソウ


2012年6月24日

シソ科 タツナミソウ属
別名 ビロードタツナミ
タツナミソウの変種で、全体的に小型。 花期は4月から5月に咲く。 丸い葉や茎には短毛が密生しているのが、別名の由来。 海岸に近いところに生える。 写真では、果実が熟して蕚の上側が落ちてしまっている。


サンゴジュ


2012年6月24日

スイカズラ科 ガマズミ属
常緑高木。
厚く、濃緑色、光沢がある葉が対生する。 防火樹として庭木や生垣によく用いられる。 初夏に、枝の先に円錐花序をつけ、白い花を多数つける。 サンゴジュハムシやチャミノガの食害で、 夏を過ぎるころには葉を食われていることが多い。
名前の由来は、赤く熟す実をサンゴにたとえた。


タムラソウ


2012年6月24日

キク科 タムラソウ属
草原などに生える多年草。
下部の葉は長い葉柄を持ち羽状に深裂する。 アザミに似た花を咲かせるが、棘はない。 草丈が大きく見ごたえがある。
チョウの幼虫の食草。


ナガバハエドクソウ


2012年6月24日

ハエドクソウ科 ハエドクソウ属
花は小さく、細く長い花茎の先にパラパラとつく。 草丈は大抵30cmから50cm程度。 林縁などに生える。葉が下のほうに固まってつくのが ハエドクソウとの違い。


ニガキ


2012年6月24日

ニガキ科 ニガキ属
落葉高木。雌雄異株。
木全体に苦味があるのが名前の由来。 葉は互生し、奇数羽状複葉。 4〜5月に、黄緑色の小さな花を開く。 写真では緑色の果実ができている。 樹皮を乾燥させたものは、 生薬の苦木として知られ、太田胃酸などに使われているという。 材は細工小物などにも使用される。


ノハカタカラクサ


2012年6月24日

ツユクサ科
別名:トキワツユクサ
多年草で南米原産の帰化植物。
園芸品種のシロフハカタカラクサが昭和初期に観賞用として導入され、 温暖地で逸出、野生化し、斑を消失したと考えられている。 温暖地では本種が増えすぎ、在来種を滅ぼす恐れが出て、 ボランティアに呼び掛けて抜き取り作業をしたところもある。


ハキダメギク


2012年6月24日

キク科 コゴメギク属
熱帯アメリカ原産の帰化植物。
夏から秋にかけ、小さな花を咲かせる。 牧野富太郎が世田谷の掃き溜めで発見したのでこの名前がついた。


ヒメヒオウギズイセン


2012年6月24日

アヤメ科
別名 モントブレチア ヒオウギズイセンとヒメトウショウブの交配種の球根草。 園芸種だが、各地で野生化している。 花期:7〜8月


フタリシズカ


2012年6月24日

センリョウ科 センリョウ属
山野に見られる多年草。 花の時期が長く続いたが、今は立派な実が目立つ。


マメグンバイナズナ


2012年6月24日

アブラナ科 マメグンバイナズナ属
北アメリカ原産の帰化植物。 1910年頃、神戸で採取されたという記録がある。 秋に発芽しロゼットで、冬を越すものや、春に発芽するものがある。 花は、5〜7月頃に、緑白色小花を多数つける。
扁平な果実が、軍配の形をしているのが、名前の由来。 辛味があるという。


マユミ


2012年6月24日

ニシキギ科 ニシキギ属
落葉低木、または小高木。雌雄異株。
1年目の枝は緑色をしているが、 老木になると、幹には縦の裂け目が目立つ。 初夏に薄い緑で、四弁の小花が咲いた。
写真のものは、すでに実ができた状態。。 秋にはピンク色に色づいた実が見られる。
材質が強い上によくしなる為、 弓の材料として知られ、名前の由来になった。


ムラサキシキブ


2012年6月24日

クマツヅラ科 ムラサキシキブ属
落葉低木。樹高2〜3m。
葉は対生し、葉身は楕円形または長楕円形で、薄い洋紙質。 縁には全体に細かい鋸歯がある。 葉の表面は濃緑色。裏面は淡緑色。 毛は表裏面ともに少ない。
葉腋から集散花序を出し、淡紫色の花を多数開く。 ほのかな香りがある。 花は蜜を分泌せず、昆虫へのご馳走は花粉だけ。
果実は球形で直径3mmほど。葉の付け根にまとまってつき、 紫色に色づく。
幹は灰褐色で、縦長の皮目がある。 真っ直ぐで強いため、道具の柄や杖、箸に用いられた。
名称は、紫色の果実が重なり合っている言う意味の ムラサキシキミが紫式部を連想させることから、 ムラサキシキブと呼ばれるようになったといわれる。


ムラサキニガナ


2012年6月24日

キク科 アキノノゲシ属
大型の多年生草本。
半日陰になる林縁や林床に生育します。 夏、細く長い花茎の先に小さい紫色の花を数個つける。 花はうつむき加減に咲く。


モクレイシ


2012年6月24日

ニシキギ科 モクレイシ属
海岸地域の林の中に生える常緑樹。
分布が限られていて、神奈川県西部(大磯丘陵、渋沢丘陵) 伊豆半島、伊豆諸島などが知られている。 雌雄異株。今年の花からできた実が次第に大きくなってきている。


ヤブムラサキ


2012年6月24日

クマツヅラ科 ムラサキシキブ属
落葉低木。
葉は単葉で対生。  ムラサキシキブに似ているが、 全体に星状毛が多く、さわるとビロード状の手触りがある。
花は淡紫色で、多数がまとまってつく。 果実は核果で、晩秋にも残り、紫色が美しい。


ヤブレガサ


2012年6月24日

キク科 ヤブレガサ属
多年草。
若いときは葉が一枚だが、栄養を蓄えて複数枚の葉がでるようになると、 花をつける。 芽を出し、葉をひろげていく様子は、 すぼめた破れ傘を広げていくように見える。 若芽は山菜として利用される。


ヤマカモジグサ


2012年6月24日

イネ科 ヤマカモジグサ属
多年草。
林縁や乾いた崖地などに生育する。




オカトラノオ


2010年6月26日

2012年6月23日

サクラソウ科 オカトラノオ属
花序を虎の尾に見立てたもの。 日当たりが良い草原に生育する多年草。
地下茎を長く伸ばして殖える。 茎の基部は赤味を帯びる。
葉は互生し、倒披針状長楕円形で先端は急に細くなってとがる。 茎の先に総状花序を直立し、白い花を多数つける。 一つ一つの花は小さいが、やさしく、美しい。


タブノキ


2011年6月26日

クスノキ科 タブノキ属
常緑の高木。 樹皮は暗褐色で皮目が目立つ。
頂芽は大きくて目立つ。若葉は赤みを帯び美しい。 葉は互生で枝先に集まる。
葉身は倒卵状長楕円形で先端が尖る。葉は両面無毛で光沢がある。裏面は灰白色。 縁は全縁。
タブノキの花は5月に、展葉に先だって咲く。 花は黄緑色、花の後にできる果実は直径約1cm、偏球形。 秋に黒く熟す。
線香は、スギの葉粉末をタブノキの樹皮で固めてつくっていた。 黄八丈の樺色はタブノキの皮を使い、田の泥で発色させている。 材は器具材、家具材、建築材、ベニヤ材、枕木などに用いられる。 また、古くから船材に適し、昔、朝鮮半島から日本に渡来した船は、 すべてタブノキの材で造られたという。
アオスジアゲハの食草。


クマノミズキ


2011年6月26

ミズキ科 ミズキ属
落葉の高木。 和名は三重県熊野地方に生育するミズキという意味。 また、ミズキは水分を多く含む木との意味。
葉は対生であり、若い茎には縦筋がある。 形は、卵状長楕円形でミズキより幅が狭い。 表面は緑色で、やや光沢がある。 裏面は、白色を帯び、全面に毛がある。 縁は全縁か、小さな波状になる。
花は若枝の先の散房花序に多数つき、薄いクリーム色。 花の時期には、蜜を求めて沢山の虫が来ている。核果は黒く熟す。 ミズキに比べ、花期が一月ほど遅い。
材が硬く,ミズキより薪炭材として適する。


ドクダミ


2011年6月26

ドクダミ科 ドクダミ属
本州以南の日本各地、中国大陸から東南アジアに広く 分布する多年生草本。
全草に独特の臭いがある。 開花期は5〜7月頃。 花弁のように見える白い部分は総苞で、 棒状の花序に雌しべと雄しべのみからなる淡黄色の小花を密生させる。
地下に白色で細長い円柱状の根茎があり、この根茎で良く殖える。 葉は互生、形は広卵形で長さ4〜8センチ、巾3〜6センチ、 色は暗緑色。しばしば赤味を帯びた斑紋ができる。
ドクダミの語源は「毒痛み」あるいは「毒矯め」であるとい われる。
民間薬として種々に利用され、「十薬」とも呼ばれる。


アカメガシワ


2011年6月26

トウダイグサ科 アカメガシワ属
落葉高木。雌雄異株で、樹高は5〜10mに達する。
典型的なパイオニア植物である。 種子はそのままでは発芽しにくいが、 一度高温環境にさらされると、(森林伐採、山火事など) 発芽率が良くなる。
葉は互生し倒楕円形、浅く3裂し、長い柄がある。 新葉には赤い鱗片が多数あり、芽だしが赤く見える。 葉の基部や縁には蜜腺があり、アリを呼んで、ガなどの幼虫 を防いでいるといわれる。
初夏、白色の雄花・雌花をそれぞれの株に穂状につける。 果実は秋に黒く熟す。
材は軟らかく、床柱・下駄・薪炭に用いる。
樹皮・葉は胃腸薬の成分として利用されている。


シロダモ


2011年6月26

クスノキ科 シロダモ属
常緑高木で、樹高は10〜15m。 幹は直立し、樹皮は紫褐色〜暗褐色。
葉は互生、大型で枝先に集まる。 縁は全縁。3主脈があり、葉裏はロウ質に覆われ緑白色で、 名前の由来になっている。 若葉は枝先に垂れ下がり、黄褐色の絹毛がある。
雌雄異株。花期は秋。 花は散形花序で、葉腋に黄褐色の小花を多数つける。 雌株では、花と同時に赤く熟した果実が見られる。
種子から採油し、蝋燭の材料とする。
防風林として植栽もされる他、木材としても利用される。
アオスジアゲハの食草


ヤブニッケイ


2012年6月24日

2011年6月26日

クスノキ科 クスノキ属
常緑高木、樹皮は灰黒色で滑らか。
葉はほぼ対生につくが、ややずれていたり、互生に見えるものもあり、 亜対生と言われる。 葉身は長楕円形あるいは卵形、深緑色で、表面にはつやが強い。 縁は全縁で、波状になる場合もある。 葉脈は、3主脈が目立つ。 葉は揉むと芳香があるが、和名は藪に生える肉桂の意味であり、 香りはニッケイに劣る。
花は6月に咲き、色は淡黄緑色。果実は秋に黒紫色に熟す。 材は緻密で堅く、光沢が美しく、家具材、薪炭材に使用され、 根皮はニッケイとして取り引きされた。
種子から取れる油脂はカカオ油の代用とされ、座薬に利用された。
アオスジアゲハの食草


オオイタチシダ


2012年6月24

オシダ科 オシダ属
最下羽片の後側第一小羽片が大きいのが、イタチシダの特徴。
葉身は3回羽状複葉で、光沢がある濃緑色。 小羽片先端の辺縁に小さい鋸歯がある。
葉柄に黒色〜黒褐色の鱗片がつくのが、名前の由来という。


クサソテツ


2012年6月24

イワデンダ科 クサソテツ属
別名 ガンソク
若芽はコゴミと呼ばれ、食用にされる。
葉に2種類あり、栄養葉と胞子葉は形が違う。 胞子葉(ガンソク)は生花材料になる。 ソテツの葉に似て草本であることから名づけられた。
人里近くの明るい湿地に群生する。


クマワラビ


2012年6月24

オシダ科 オシダ属
山地の明るい林床で見られる常緑性のシダ。
葉身は2回羽状複葉、光沢のない緑色〜濃緑色。 葉の表面は葉脈がくぼんで溝ができる。 胞子嚢群は、葉身の上部1/3だけにつき、 その部分は秋に枯れて落ちる。
和名は、葉柄基部にある黒っぽい鱗片を クマになぞらえたものいわれる。


シケシダ


2012年6月24

イワデンダ科 オオシケシダ属
手で触ると、しっとりした感じがあるので、湿気シダという意味からの 命名といわれる。
平地から山地までの湿気た所で見られ夏緑性。
葉身は長楕円形の単羽状複葉、やや光沢がある。 胞子嚢群は線形で、包膜がある。


ジュウモンジシダ


2012年6月24

オシダ科 イノデ属
葉の形が十字に見えるのが名の由来。
山地の林床で見られ常緑性。
葉身は光沢のない黄緑色、柔らかい。 形が独特なので、見分けやすい。
若芽をあく抜きをして食べる地方がある。


タチシノブ


2012年6月24

ホウライシダ科 タチシノブ属
常緑性で、陽があたる山村の石垣、山地の林床で見られる。
葉身は3〜4回羽状深裂、裂片は細長く、先端がとがっている。 直立する葉がシノブ(風鈴に利用)の形状に似ているから名づけられた。
解毒・止血・脱毛防止などの薬として利用している国もある。


ハカタシダ


2012年6月24

オシダ科 カナワラビ属
斑入りの模様を博多織に見立てたのが名の由来だが、写真のものには斑はない。
やや乾いた林床で見られ、常緑性。
葉身は2回羽状複葉、 光沢のある濃緑色の硬い紙質。 先端が長く伸びたように見える。 最下位の後側の第1小羽片がとても長いのも、特徴のひとつ。


ヒメカナワラビ


2012年6月24

オシダ科 イノデ属
低山〜山地の半日陰から日陰の湿った林床や岩場などに生育し常緑性。
葉は長さ40cm程度で2回羽状複葉。 葉は暗緑色、鈍い光沢があり、触ると硬い。 裂片には、毛状にとがった鋸歯があり、先端は刺状になっている。


フモトシダ


2012年6月24

コバノイシカグマ科 フモトシダ属
やや乾いた林下に生え、常緑性。
葉身は単羽状複葉。表面の羽軸上と裏面全面に短い毛が生え、 葉をさわってみるとふわふわする。
胞子嚢群は羽片の辺縁近くにつき、包膜はコップ状。


ヤマイタチシダ


2012年6月24

オシダ科 オシダ属
山地の林縁で見られ、常緑性。
イタチシダは最下羽片の後側第一小羽片は大きいのが特徴。 オオイタチシダと比較すると、小羽片の縁がわずかに裏側に巻き、 羽片先端が全縁または、わずかに鋸歯がある。 胞子嚢群はやや大型。

    索引

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