テイカカズラ
2012年2月25日
キョウチクトウ科 テイカカズラ属
常緑でつる性の木本。
茎が長く伸び、付着根を出して木や岩を這い登る。
6月頃、枝先や上部の葉腋に集散花序をだし、直径2〜3cmの花を開く。
花は、はじめ白色、後に淡黄色となり、芳香がある。
果実が熟すと、中から長い綿毛をつけた
種子が出て、風に飛んでいく。
葉や茎を切ると白い乳液(有毒)がでる。
テイカカズラという名は、謡曲の「定家」に由来すると言われる。
式子内親王を慕う藤原定家が、皇女の亡き後、蔦葛(つたかずら)となって、
皇女の墓石にまつわりついたことから、
その蔦を定家葛と言うようになったということだ。
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