ムラサキシキブ
2012年6月24日
クマツヅラ科 ムラサキシキブ属
落葉低木。樹高2〜3m。
葉は対生し、葉身は楕円形または長楕円形で、薄い洋紙質。
縁には全体に細かい鋸歯がある。
葉の表面は濃緑色。裏面は淡緑色。
毛は表裏面ともに少ない。
葉腋から集散花序を出し、淡紫色の花を多数開く。
ほのかな香りがある。
花は蜜を分泌せず、昆虫へのご馳走は花粉だけ。
果実は球形で直径3mmほど。葉の付け根にまとまってつき、
紫色に色づく。
幹は灰褐色で、縦長の皮目がある。
真っ直ぐで強いため、道具の柄や杖、箸に用いられた。
名称は、紫色の果実が重なり合っている言う意味の
ムラサキシキミが紫式部を連想させることから、
ムラサキシキブと呼ばれるようになったといわれる。
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