クサギ
2010年8月3日
クマツヅラ科 クサギ属
山地、丘陵地、原野などに生え、高さ4〜8mになる落葉小高木。
葉に強い臭いがあるので、この名がついた。
暑い季節に咲く花は、白と赤紫で美しい。
花は咲き始めに雄花期、その後雌花期を迎える。
香りが高く、その匂いでチョウやガを誘う。
蜜は長さ2cmあまりの細い管の中にあり、
口が長いアゲハチョウやスズメガの仲間が訪れる。
花は雌しべ雄しべを長く突き出して、虫に花粉を運ばせる。
果実は、萼だったところが赤くなり、その上に黒い果実がつく。
この配色は、くっきりとしたコントラストをなし、目立つ。
これを2色効果とよび、鳥にアピールしているものと考えられる。
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